「空港や駅で座る場所がない…」「子どもを抱っこして待つのが大変…」そんなママの声に応えるのが座れるスーツケースです。
荷物を運ぶだけでなく、ちょっとした待ち時間に腰を下ろせる便利アイテムとして注目を集めています。
この記事では、週末旅行や年に数回の帰省を楽しむ二児のママである筆者が、実際に選ぶときのポイントやおすすめモデル14選を紹介。
機内持ち込み可能なサイズや、安全に座れる耐荷重設計、そして子どもも楽しめるデザインなど、ママ目線で徹底比較しました。
座れるスーツケースがあれば、移動中のストレスが減り、家族旅行がもっと快適に。
この記事を参考に、あなたにぴったりの「旅の相棒」を見つけてください。
座れるスーツケースとは？どんな人におすすめ？
旅行中の待ち時間にちょっと座れる場所があったらいいのに、と思ったことはありませんか。
そんなときに役立つのが「座れるスーツケース」です。
単なる荷物入れではなく、椅子としても活躍する新しいタイプのキャリーケースとして人気を集めています。
座れるスーツケースの基本構造と特徴
座れるスーツケースは、座ることを前提に耐荷重設計された特殊構造が特徴です。
一般的なスーツケースよりもフレームが頑丈で、上面が平らになっており、腰掛けやすい形になっています。
また、キャスター部分には安定性を高めるためのストッパー機能が付いているモデルも多く、座ったときに動かない安心設計です。
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 耐荷重 | 100kg前後（大人が安心して座れる設計） |
| 構造 | 頑丈なフレームとフラットな上面 |
| 機能 | ストッパー付きキャスター、TSAロックなど |
どんなシーンで便利？ママ・パパ視点での活用例
筆者のように小さな子どもを連れて旅行や帰省をする場合、座れるスーツケースは待ち時間の救世主になります。
空港や駅で子どもを抱っこしたまま座る場所を探すのは大変ですが、スーツケース自体が椅子になれば安心です。
また、子どもが眠ってしまったときに座って待つこともできるため、パパ・ママの体の負担軽減にもつながります。
“荷物も椅子も1台で済む”というコンパクトさが、身軽に動きたいママ世代にぴったりです。
座れるスーツケースのメリット
ここでは、実際に座れるスーツケースを使うことで得られる主なメリットを紹介します。
「便利そうだけど本当に使いやすいの？」という疑問に、ママ視点で答えていきます。
空港や駅で“自分専用の椅子”として使える
最大の魅力は、どこでも座れるという点です。
空港のチェックイン前や乗り換えの待ち時間など、椅子が空いていないときでも自分専用の椅子として使えます。
空港は待ち時間が長いですし座面はフラットで安定しており、子どもと並んで腰掛けることも可能です。
| シーン | 活用例 |
|---|---|
| 空港 | 搭乗待ちの時間に腰掛けて休憩 |
| 駅のホーム | 混雑時でも自分のスペースを確保 |
| 観光地 | 行列待ちのときにちょっと座る |
子どもと一緒の移動もラクになる理由
子連れ旅行では、子どもを抱っこしたり、座らせたりと動きが多くなります。
座れるスーツケースがあれば、移動の途中で子どもを安全に座らせるスペースが作れます。
特にストッパー付きキャスターのモデルなら、動かないよう固定できて安心です。
荷物を減らしたい人にぴったりのポイント
椅子を別で持つ必要がなくなるため、荷物を最小限にできます。
たとえば、子どものベビーカーを卒業したばかりの家庭では、スーツケース1台で荷物＋休憩スペースを両立できます。
“軽量化”と“快適性”の両方を叶えるのが、座れるスーツケースの大きな魅力です。
旅行も帰省も、もっと身軽に楽しみたいママにぴったり。
失敗しない座れるスーツケースの選び方
ここでは、購入してから「思っていたのと違った…」と後悔しないために、チェックすべきポイントを解説します。
特に子ども連れのママや、機内持ち込みを重視する人は、次のポイントを意識して選ぶのがおすすめです。
耐荷重は必ずチェックしよう
座れるスーツケースの耐荷重は最も重要なポイントです。
目安として、大人が使用する場合は100kg以上の耐荷重を基準に選ぶと安心です。
数値が低いと、座ったときにフレームがゆがんだり破損する恐れがあります。
| 利用者 | おすすめ耐荷重 |
|---|---|
| 大人1人 | 100〜120kg |
| 子ども（小学生以下） | 30〜50kg |
| 親子で交互に座る場合 | 120kg以上 |
購入前に必ずメーカーの表記を確認し、自分や家族の体重をカバーできるモデルを選びましょう。
安定感とストッパー機能の重要性
座ったときにスーツケースが動いてしまうと危険です。
そのため、キャスターにストッパー機能があるかどうかをチェックしましょう。
ストッパーがあれば、坂道や電車内でもしっかり固定できます。
また、フレームタイプのスーツケースは剛性が高く、座ったときの安定感が抜群です。
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| ファスナータイプ | 軽くて開けやすいが、やや柔らかめ |
| フレームタイプ | 頑丈で座ったときの安定性が高い |
素材別の特徴（ポリカーボネート・アルミ・ABS樹脂）
素材選びも使い勝手を左右します。
最も人気なのはポリカーボネート。
軽くて丈夫で、旅行頻度が高い人におすすめです。
一方で、アルミ製は高級感があり、長期的に使える耐久性が魅力。
ABS樹脂はコスパ重視派にぴったりで、手軽に購入できる点がメリットです。
| 素材 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| ポリカーボネート | 軽くて衝撃に強い | 価格がやや高め |
| アルミ | 高耐久・高級感がある | 重量が重く、値段も高い |
| ABS樹脂 | 安価で種類が多い | 耐久性がやや劣る |
機内持ち込みできるサイズの目安
飛行機に持ち込む場合は、サイズ規定にも注意が必要です。
多くの航空会社では、三辺の合計が115cm以内であれば持ち込み可能です。
国内線100席以上の機体なら、一般的に高さ55cm×幅40cm×奥行25cm以内が基準。
ただし航空会社によって微妙に異なるため、予約時に確認するのが確実です。
デザイン・カラーで選ぶ楽しみ方
スーツケースは旅の相棒でもあります。
お気に入りの色を選ぶだけで、空港での気分も上がります。
目立つカラーを選べばターンテーブルで見つけやすく、黒やネイビーならビジネスにも対応できます。
子どもと一緒に使うなら、親子で色違いにするのも楽しい選び方です。
座れるスーツケースおすすめ【大人向け】
ここからは、大人が安心して座れるおすすめモデルを紹介します。
実際の使用感や機能を中心に、ママ視点での使いやすさも交えてレビューします。
プレジデント(PRESIDENT) CUBE Mサイズ
グッドデザイン賞を受賞した人気モデル。
耐荷重は125kgで、短時間の着座にも安心して使えます。
TSAロックやストッパー機能も備え、デザイン性と実用性のバランスが秀逸です。
| 容量 | 約62L |
|---|---|
| 外寸 | 50×48×36cm |
| 耐荷重 | 125kg |
エスアイエス(SIS) 座れるスーツケース 34L PA001
カラーバリエーション豊富で、ママにも人気のデザイン。
耐荷重100kgで、短期旅行や出張に最適な機内持ち込み対応サイズです。
キャスターにサスペンションがついており、静かでスムーズな移動が可能。
EYPKPL 電動キャリーケース
電動走行機能付きというユニークなモデル。
広い空港内を移動する際に便利で、USBポート搭載でスマホの充電も可能です。
ブラック・ピンクなどカラー展開も豊富で、デザイン性も高いスーツケースです。
retoo ニューキューブ キャリーケース
ドイツ製ポリカーボネートを使用し、軽さと耐久性を両立。
3つのTSAロック付きで安全性が高く、ハンドルの高さも3段階で調整できます。
自分好みのカラーを選べるのも嬉しいポイントです。
ズーカ(ZUCA) プロ トラベル キャリーケース 2000
アルミニウムフレーム採用で、耐荷重136kgと抜群の強度。
静音ホイールで快適に移動でき、内部には5つのポーチが付属。
機内持ち込み対応で、出張にもぴったりのハイスペックモデルです。
座れるスーツケースおすすめ【子ども向け】
子ども連れの旅行では、座れるスーツケースがあると本当に助かります。
ここでは、安全性やデザイン性、そして子どもが「乗りたい！」と思えるモデルを厳選して紹介します。
キッズトラベル ベビーカーキャリーケース
ベルト付きで安心して子どもを座らせられるモデルです。
3歳〜12歳まで対応しており、耐荷重は約50kg。
足置きと持ち手付きで、長時間の移動でも子どもが快適に過ごせます。
| 対象年齢 | 3〜12歳 |
|---|---|
| 容量 | 65L |
| 特徴 | ダイヤルロック・マット仕上げで傷が目立ちにくい |
キッズトラベルキャリー mini
機内持ち込み対応の32Lサイズで、軽量設計（2.8kg）が魅力。
高級PUレザーのクッション座面が快適で、2〜7歳の子どもにぴったりです。
ベルト付きで安全性も高く、折りたためる足置きがついています。
短期の帰省や週末旅行にも使いやすいモデルです。
ノリッコ(NORICCO) 子供が乗れるキッズキャリー プレミアムシート
厚みのあるクッションを採用し、座り心地を重視したモデル。
タイヤストッパーが付いており、勝手に転がらない安全設計です。
かわいいカラー展開（ストロベリーピンク、ラムネブルーなど）で、親子で選ぶ楽しさもあります。
ノリッコ(NORICCO) 機内持込みタイプ Sサイズ
安全ベルト・二本のキャリーバー・ストッパー付きキャスターを備えた安心モデル。
コンパクトで機内持ち込みが可能なため、飛行機移動でも便利です。
旅行だけでなく、帰省やテーマパークでも活躍します。
HAPIRIDE 子供が乗れるスーツケース
子どもが“木馬のように”乗って楽しめるユニークなモデル。
USB充電ポートを搭載しているため、待ち時間にタブレットの充電もできます。
安全ベルト付きで、安定した移動が可能。
かわいいカラーと多機能性を兼ね備えた、親子で使える人気モデルです。
| 容量 | 約32L |
|---|---|
| 特徴 | USB充電ポート・安全ベルト付き |
| カラー | バターイエロー、チョコミントなど |
座れるスーツケースを長く使うためのコツ
せっかく買ったスーツケースは、できるだけ長く使いたいですよね。
ここでは、座れるスーツケースを長持ちさせるためのメンテナンスと、壊れやすい部分のチェック方法を紹介します。
メンテナンスと保管のポイント
使用後はまず、表面の汚れを柔らかい布で拭き取りましょう。
砂ぼこりや水分が残ると、傷やサビの原因になります。
キャスター部分には潤滑油を少量塗布すると、回転がスムーズになります。
収納時は立てた状態で保管し、直射日光を避けるのが長持ちのコツです。
| ケア項目 | ポイント |
|---|---|
| 外装 | 柔らかい布で汚れを拭き取る |
| キャスター | 定期的に掃除＆潤滑油を塗布 |
| 保管場所 | 日光を避け、立てた状態で保管 |
壊れやすい部分とその対処法
長く使っていると、キャスターやハンドル部分が傷みやすくなります。
キャスターが回りにくくなったときは、ゴミや髪の毛が巻きついていないか確認しましょう。
ハンドルが緩んだ場合は、付け根のネジを定期的に締め直すことで防げます。
座面が汚れたときは、中性洗剤を薄めた布で優しく拭くときれいになります。
「座れる」からこそ、スーツケースも日々のケアが大切。
丁寧に扱えば、家族旅行の頼もしい相棒として何年も使い続けられます。
まとめ 家族旅行をもっと快適にする“座れるスーツケース”
この記事では、座れるスーツケースの魅力や選び方、そして大人・子ども向けのおすすめモデルを紹介しました。
最後に、ママ目線で改めて感じた“座れるスーツケース”の魅力をまとめます。
ママ目線で感じたおすすめの選び方
筆者のように、子どもと一緒に旅行や帰省をするママにとって、座れるスーツケースは「安心」と「快適」を両立できるアイテムです。
選ぶときのポイントは、耐荷重・安定感・安全機能の3つ。
これらを満たしたモデルなら、どんな場面でも安心して使えます。
さらに、機内持ち込み対応サイズを選べば、飛行機での移動もスムーズ。
荷物を減らしたいママほど、座れるスーツケースの恩恵を実感できます。
| チェックポイント | 理由 |
|---|---|
| 耐荷重 | 座ったときの安全性を確保 |
| ストッパー機能 | 子どもが座っても動かない安心感 |
| サイズ | 機内持ち込み対応なら身軽に移動可能 |
次の旅行がもっと楽しみになるアイテム
スーツケースは単なる荷物入れではなく、旅の快適さを左右する重要なパートナーです。
特に座れるタイプは、子ども連れや移動の多いママにとって「心の余裕」を作ってくれる存在になります。
空港や駅で子どもと座って話したり、おやつを食べたり、そんな時間も旅の思い出の一部です。
お気に入りの一台を見つけて、次の旅行をもっと楽しく、もっと身軽に過ごしてみてください。
座れるスーツケースは、“ママの旅”を変えるアイテムです。
